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zoom RSS 【朝日は沈む】シャルリーエブド襲撃事件、異教徒迫害、人種差別、大東亜戦争

<<   作成日時 : 2015/01/21 16:27   >>

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 イスラム国による日本人人質殺害予告で消し飛んでしまったようなシャルリーエブド襲撃事件だが、どうしても書き残しておきたいので、あえて時季外れの投稿をする。日本人殺害予告が午後になって報じられて、夕刊にも間にあわなかった1月20日の朝日新聞朝刊15面のオピニオンにフランス人作家で哲学者のベルナールアンリ・レビ氏が『宗教への批判は絶対の権利』と題して寄稿している。最初の数行をコピーするが…
 『表現の自由にはもちろん限度があります。人種差別や殺人の呼びかけ、反ユダヤ、名誉を傷つける表現などは、フランスでも法律が禁じています。ただし、宗教への配慮はその枠内にはありません』
 読んだかぎりでは、人種差別や尊厳の尊重を約束しながら、異教徒迫害を許容する理由は書かれていない。なぜ人種差別は禁止するが異教徒迫害は認められるのか、その理由は書かれていないのだが、フランスの表現の自由は異教徒迫害を禁じていないとの結論だけは明記して、はじまっている。
 この語り口って、ヒットラーの演説なみに無内容でインパクトだけは強いものだ。根拠は薄弱だが異教徒迫害の権利が白人キリスト教徒にはある。対象をユダヤからイスラムに変えただけで、フランス人には異教徒迫害の理由と権利があるってことだ。ナチスの論理とちっとも違わない。ヴィシー政権を思い出させる。
 歴史をもうちょっとさかのぼると、フランスに民主主義が生まれたときから…つまり市民革命のスローガンに自由・平等・博愛が書き込まれたときから、かれらの民主主義は白人キリスト教徒の専有物で、異教徒や異民族に認めるものではなかった。民主主義はもともと白人キリスト教徒の専有物として誕生したもので、はじめからあまねく全人類の共有物として、地球のすみずみにいきわたるものではなかった。ニューヨークの自由の女神がかかげるたいまつの光は、合衆国の白人キリスト教徒の専有物であって、アンクルトムの小屋の中にまでは届かなかった。
 日本の戦間期外交は、国際連盟の常任理事国として、この民主主義の理念が白人の独占ではなく、人類全体の共有物とするべく、連盟規約に人種差別撤廃条項を挿入する努力からはじまって、いくつもの民族問題を解決した実績を残した。そしてその努力が報われず、人種的偏見にさいなまされた結果、開戦に追い込まれた。大東亜戦争の開戦理由、戦争原因は、このベルナールアンリ・レビ氏の差別意識で、100年たったいまもちっとも変っちゃぁいないのだと痛感した次第だ。

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