平成維新・保守は墨守ではない。

「『民主党』って、なんだ?」について  黒船来航の衝撃に、幕臣は旧弊にしがみつくだけで、対応できなかった。それは保守ではない、墨守だ。幕末とおなじように、半世紀以上つづいた戦後民主主義が、きしんでいる。20年まえに死滅したコミュニズムは解答にはならない。自民党も民主党も大半は、戦後民主主義を墨守して、これをやり過ごそうとしている。現代の幕臣だ。  社会主義でも、戦後民主主義でもない。日本の保守…

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『民主党』って、なんだ?

「真日本主義」について  もちろん、根底には自民党政権への不信感がある。自民党がつくったこの閉塞感からの脱出が国民的願望なのは議論の前提だ。  そのうえで、民主党の基本政策ってなんだろうか?ひとつは、かれらの国家観、理想の政治体制、歴史認識、人権と国権のバランスをどこにおくのか、安全保障政策、日米安保をどうするのか、そしてその議論の集大成として憲法をどうするのかを、民主党の党としての主張は聞こ…

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真日本主義

 いまの国際社会は日独伊の三国同盟を懲罰した旧連合国の論理を根底にして、国際連合を中心にして成立している。イタリアのファシズムもドイツのナチスも、それに異議申し立てはなく、まったくあたらしい別の国家を樹立して国連に参加している。  しかし、国連憲章の精神と歴史的事実を洗いなおしてみると、はたして日本が当時の国際倫理に違反したとか、人類の理念に挑戦したといえるのか、どうか、はなはだ疑問だ。その疑…

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仮想敵国『共産支那』 新疆ウィグル自治区の騒乱事件

 中国新疆ウィグル自治区の騒乱事件について、日本という国家がどういう対応をすべきか?という立場からの発言は、メディアでも政治でもネットでも、見当たらない。支那の共産党政権がとっている少数民族政策とは、昭和初期の日本軍国主義の大東亜共栄圏構想と瓜ふたつだし、そのお手本はそれから100年さかのぼった欧米の帝国主義だった。したがって、多くの日本人の感想は「生き残った共産党政権が、いまさら帝国主義かよっ…

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イラン騒乱とイラクの民主体制

「イラク戦争総集編」について  イラン騒乱のニュースを、イラクと比較してながめていると、最近1,2年のブッシュへの評価を修正もしないで解説しているニュースキャスターの〝面の皮の厚さ〟にあきれ果てる。  武力を使ってイラクに民主主義を押しつけたブッシュの政策への評価は、それが国民選挙を成功させた実績をふまえて再評価されなければならないだろうし、その評価は、現在のイラン騒乱のニュースを解説するとき…

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ブッシュの成績表・イラクと北朝鮮

「イラク戦争総集編」について  ほんの2ヶ月ほど前までは、イラクで失敗したブッシュは、それを隠蔽する目的で北朝鮮のテロ支援国家指定解除にうごいた。解除したという実績が目的であって、北鮮がテロ国家のままなのか、それともテロ国家ではなくなったのか事実は、このさい問題ではなかった、という解説が、まことしやかにテレビを流れていた。後世の歴史家がすべてに失敗した無能の大統領の評価をくだすことがないように、…

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桶屋が吹けば、風が儲かる。

「海賊退治もできない海軍」の散策 さんからのコメントに答えるものです。  「風が吹けば、桶屋が儲かる」のことわざをひっくり返したような話ですが、ここでも原因はアブラです。中東のアブラが日本の経済の血液ですから、平和憲法の精神をねじ曲げてでも原油の供給ルートを守らなければいけません。  発想を転換して、アブラ頼りの経済体質を転換させればいいのです。もっとも現実的な選択肢は原子力発電でしょう。原…

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イラク戦争総集編

 戦争としてのイラク戦争は、最初の三週間で、アメリカの圧倒的な勝利で終わった。膨大な後方支援体制と国際的な協力の構築に大量のエネルギーを注入して、50万人規模の兵力で圧倒するような、いままでの戦略を捨てて、小規模の精鋭で短期間に制圧するラムズフェルドの作戦は、大当たりだったとおもう。四週間目からはじまった、占領統治としてのイラク戦争も、いちがいに失敗だったとはいえない。外交としてのイラク戦争には…

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海賊退治もできない海軍

「「海賊というのは漫画で見たことはあるが、イメージがわかない」、お前は冠二郎か!」について  賛成派も反対派も、口を閉ざして言わないが、本当の論点は「集団的自衛権」ではないのでしょうか。国旗を掲げて航行する船舶を無国籍船が攻撃していれば、第三国の軍艦には救助のための武力行使ができます。集団的自衛権の原点でしょう。  集団的自衛権を保有はしているが行使はできない、というのがいまの日本政府の公式見…

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内閣府に〝資料サービスセンター〟を…

「「米国・地名委員会、竹島の「主権未確定」を決定」について」について  アメリカのハイスクールではディベートを授業にとり入れている。日米開戦、どちらの責任か?をテーマに与えられて、日本の正当性を説明する資料はまったくない。困った生徒が、日本大使館に駆け込んだ。たまたま親切な館員がいたんだろうが、館員の提供した資料を利用して、日本の正当性が完璧に証明されたという話を聞いたことがある。  いまでは…

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日本の首相は、自前の歴史観をかたる時期

「「「靖国神社参拝を止めるな!」について」について」について  便利な世のなかになったもので、資料や解説はネットで容易に手に入ります。図書館通いをする必要はないのです。したがって、大東亜宣言の解説をしてあげようなんて、親切心は、わたしには起きません。  人類史の、それもごく骨太なところを指摘して、わたしの考え方と、あなたとのちがいを指摘するだけです。日本が欧米列強に比肩した国際的な地位を獲得し…

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まさしく、アメポチの危機一髪のときが来た

「まさしく、アメポチの危機一髪のときが来た。」について  どうも、説明不足だったようで、理解してもらえないようだから、もうすこし親切に説明してあげるとしよう。21世紀初頭の現在の地球を支配している国際社会の統治理念は、いうまでもなく自由な民主主義の倫理観だ。よく知られているところでは、国連憲章だし、その裏返しの平和憲法の理念だ。アメリカの建国神話や憲法だって、日米安保だっておなじ理念のうえに成立…

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まさしく、アメポチの危機一髪のときが来た。

 4月30日と5月1日の朝日新聞は、東京裁判の特集記事を連載した。内容に特筆するようなものはなく、朝日もなますを吹いているような印象だったが、ひとつだけおもしろい記述があった。 「主張によらず共通するのは、この問題は米国との対立に帰着するという認識だ。靖国支持派もそこに話が及ぶと概して歯切れは悪くなる。中韓に対するナショナリズムの本流が米国に向くときの深刻さを考えれば、むしろ当然かもしれない」…

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NPT体制は崩壊した

「イラン核開発と国連の機能不全」について  あきらかな保有国イスラエルを放置したときから、NPT体制は崩壊している。インドを黙認しつつイランや北鮮を懲罰するアメリカ外交に同調する必要はない。表面はともかく、本音の部分ではそれを前提にした外交に方向転換するしかない。つまり、採用するかしないかはともかく…というより、わたしはこの国の核武装には反対だが、それを話題にすることさえもタブーにする必要はなく…

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中国・昇竜の期待とチャイナクライシスの恐怖

 昇竜の勢いの中国に眼を奪われた意見が多発する。反発もある。すこし、冷静にながめる時期にさしかかっていると思う。中国が直面している問題点は、その都度とりあげられているのだが、整理して考えると、格差と不調和のふたつに収斂させて考えることができると思う。格差は所得格差、地域格差、民族格差、職業格差などだ。不調和については、よくとりあげられているのは環境問題だ。しかし、実際にはもっとおおきな不調和が、…

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東京裁判における日本の弁明は、これである。

 ウェストファリア条約に盛られている戦争の概念は、中世の既成概念だった。戦争は国家主権同士の争いであって、外交の延長線上にあった。したがって、住民には無関係のできごとで、勝敗によって外交懸案が決着して、敗者がその経費を負担して終了するというものだった。ただし、この条約が想定する国際社会とはヨーロッパのキリスト教社会、すなわちローマ教皇が支配する空間を想定した国際条約だった。  国際社会は、それ…

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反米感情では解決しないし、そういう時代は終わったと思う。

 占領だろうと駐留だろうとにかかわらず、国内に外国軍隊の兵士がいること自体、ましてやその兵士が犯罪を犯せば、国民感情をかきむしるのはよくわかる。そのうえ、犯人が逮捕されなかったり、犯行そのものが隠蔽されればなおさらだろう。感情論におきかえて、反米感情をあおる人がいれば、同時にそれにあおられて感情論をぶつ人物もあらわれてくるわけだ。  まったくおなじ情況に、サマワの自衛隊員がおちいる可能性もある…

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そのうえで、あなたが道楽に自己主張したいのなら、今夜の紅白に出場すればいいのです。

 アングロサクソンの考えていることは、おそらく帝国主義的な地球支配ですよ。もちろんその外装は現代的なシックなデザインで飾られているとしても、骨格の部分では16,7世紀のビクトリア王朝の政策と、おおきなちがいはないと思う。でもね、それは日本にとっては、それほど重要な問題ではないのです。  かつて中国大陸で興亡をくりかえした王朝に対して、朝貢外交をとりながら柵封を辞退した政策が日本の基本的な外交政…

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いまの地球をお騒がわせしているみっつの紛争の火種がある。

「親米派宣言」について  いまの地球をお騒がわせしているみっつの紛争の火種がある。アフリカと中東と中国だ。みっつとも、そのタネをまいたのはアングロサクソンだったと思う。アフリカは収奪的な交易があり、奴隷貿易があり、植民地化されていまの状況に落ちた。決定的な原因はリバプールを拠点にして大西洋を越えて、新大陸を相手にした奴隷貿易だった。中東は、いうまでもなくイスラエルの建国だ。ふたつの世界大戦で二度…

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親米派宣言

 政治を語るものが、どこの外国に親近感をもっているのかは、その人物の政治的価値観を類推する重要な手がかりとなる。かつて、論理的にものごとを考える日本人から圧倒的な親愛をソビエトロシアがよせられていたのは、その社会主義に対する憧れが理由だった。ソ連が没落して、ファンの多くは社会主義の幻想からは目がさめたわけだが、それでも中国に乗り移ったファンもいた。とりわけ、素人衆とはちがって、これをメシのタネに…

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日本は孤立なんかしていない。

 首相が靖国に参拝する。チャイナやコリアの抗議を利用して「日本は孤立する」という批判が、日本の国内から起きる。抗議は支那人と朝鮮人から届くだけで、アジアはもちろん、世界中のどこからもほかには来ない。  東北アジアの近代は、西欧の侵略との戦いだった。中国と朝鮮は植民地化されて、日本は帝国主義列強に登りつめた。孤立した日本は、アジアの解放戦争を戦って生き残る道を選んで戦闘に負けた。中国人は、ヨーロ…

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おもわぬところにあった、中国外交の落とし穴

 5千年に及ぶ興亡の歴史をもち、異民族に支配されたり、支配する歴史をくりかえしてきた中国人は、外交上手だ。しっかりした歴史認識と現実認識に裏うちされて、とぎすまされたその外交感覚には、日本人はかなわない。お釈迦様の手のひらのうえで翻弄される孫悟空のように、日本外交は嘲弄される。大東亜戦争の前夜の対米外交における蒋介石婦人、宋慶齢をはじめ、実例はすくなくない。  術中にはまった戦後の代表例は田中…

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結局、歴史認識の話題に帰る。

 8月15日の敗戦を「終戦」と偽称するのは、敗退を転戦と偽称したり、全滅を玉砕と偽称するのとおなじ現実認識のあやまりだと書いた文章は、何回も目にしてきた。共感もしてきたから、自分の投稿文では「敗戦」と書くように心がけてきた。しかし、先日、この「終戦」の言葉を使いはじめたのは、 昭和天皇ではないか、という文章を読んだ。なにに書いてあったのか、失念したが、ちょっとショックだった。  そこにはつまり…

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反日デモで破損の日本大使館、原状回復工事着手

 4月の反日暴動のときに投石などで破損した北京の日本大使館と大使公邸の修理をめぐっては、中国政府の正式な謝罪が条件であって、それがないかぎり、工事には着手せずに醜態をさらしておく。もしも、解決が長期化しても、破壊されたままの大使館で外交活動を継続すれば、出入りする第三国外交官に対するアピールとして利用できる。不幸にして、北京オリンピックまで引きずったとすれば、オリンピック目当ての観光客にまでアピ…

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東アジア共同体構想・新たな中華文明圏の構築

 18世紀、清朝に開国をせまったイギリスは「中国は自給自足で豊かな生活が保障される社会だ。開国の危険をおかす理由はない」との返答のまえで絶句した。需要がないのなら、掘り起こそうとして開発した新商品がアヘンだった。  ある意味で、まったく正反対の状況が、現在、展開していると思う。社会的、政治的混乱と不満を、経済的発展でごまかしてしまいたい共産党政権は、国内の不満を国外への関心に変えてしまうのと不…

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東アジア共同体構想と集団的自衛権

 東アジアサミットや東アジア共同体の構成メンバーが話題になっている。すでに、アメリカを排除するところまでは決定済みだ。本質的に、アメリカを排除して、なにができて、なにができないのかの議論を、国内ではつめないといけないのに、あいもかわらぬ観念論が横行している。共産中国の策謀にのせられた結果だ。  地域内の各国が、中国の影響から自由を保つためには、日本とアメリカの支援の保障以外には考えられない。地…

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日本の報道番組のレベルの低さを実感した日曜日だった。

 11月20日の日曜日は、朝から報道2001を見ていた。加藤 紘一が、日本とアメリカと中国を正三角形の外交関係でつなごうと主張していた。町村信孝や竹村健一にぶっ叩かれていたが、あと味のいいものではなかった。そのあとサンプロでは、前原 誠司が煮えたのか腐ったのか判らないような議論をしていた。加藤 紘一も前原 誠司も、反抗期の子供のようなもので、アメリカと呼ぶ母親に抱かれて母親に文句を言っているだけ…

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21世紀の日本、とりあえずふたつの目標を至急公募する。

 かつて、アヘン戦争以前の日本丸は中華文明の航跡をたどっていればよかった。明治維新以後は目標を西欧文明に変更して、それを追跡した。敗戦後はアメリカとソ連の二兎を追う身となったのだが、いまや二匹のウサギも目標にはならなくなってしまった。トップにたったディープインパクトだな。困ったことに、歴史レースにはゴールがないのだ。  とりあえずふたつの目標を至急公募する。ひとつは、現在から確実に見通せる範囲…

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第三次小泉内閣の外交政策

 過去4年間の小泉内閣に、外交政策は不在だったと思う。日米安保体制とブッシュとの首脳同士の個人的な交友関係だけですべてだった。近隣アジア、とりわけ中国と朝鮮に対しては、むしろこちらから敬遠していたとも言える。選挙と人気取り目当ての靖国参拝で、共産中国と韓国が首脳対話を閉ざしてくれるのは、むしろ“もっけのさいわい”だった。北鮮が拉致事件の解決を長引かせてくれるのも、どちらが時間稼ぎをしているのか判…

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9月11日に、アメリカは変身したのか?

http://ts.way-nifty.com/makura/2005/09/post_e86f.htmlへのTBです。  アメリカの戦争には、みっつの要素があると思う。はじめに、国民に開戦を決意させるきっかけがある。これには、ときの政権の陰謀に近い謀略が、からむことがおおい。日本人に忘れられないのは、ハルノートと真珠湾攻撃の関連、ヴェトナム戦争ではトンキン湾事件、イラク戦争では同時多発テロや…

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