A級戦犯合祀論

「「昭和天皇の靖国神社ご親拝中断の理由」について」について  ちょっとだけ聞いてもらいたいのですが、あの戦争を「独立保衛のための自衛戦争と、近隣アジアの解放戦争の、ふたつの戦争理由の複合戦争」だという認識については、どういう感想を聞かせてもらえるのでしょうか。  報復裁判で刑死した戦犯たちは、法廷で主権者としての皇位の存続と戦争目的の正当性を主張していた。勝敗の結果の報復裁判とおなじように、報…

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靖国史観

 靖国史観という言葉は天皇制とおなじように、アカハタの造語らしいが、左翼用語というのは進歩的文化人とか戦後民主主義をみてもわかるとうり、時間の経過とともにクライオリティーが逆転する。したがって、いまは、そのまま借用しておく。  はじめてWebで検索をかけた人は、したがって、靖国神社の歴史観、とりわけ遊就館がかかげている歴史認識が、アカハタ色にバイアスをかけられてインプットされる危険がある。あら…

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靖国神社・遊就館

 わたしの住む静岡の町が、世界的なプラモデルの生産地だとは、意外と知られていない事実だ。代表的なメーカーにタミヤ模型があるのだが、この企業がユーザー向けに出している小冊子に、世界中の各地にある戦争博物館のルポ記事が載っている。戦争博物館は、世界中どこにもあることがわかる。  靖国神社の遊就館は、そのなかのひとつだ。そこで展示されている、歴史認識が、国の内外から批判されて、それが中国と朝鮮だけで…

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「韓国外相が首相発言に反発」について

「韓国外相が首相発言に反発」について  むしろ、わたしは小泉首相が間違っていると思います。靖国参拝を人気目当ての公約にして、祭られている人とご遺族を冒涜している。「心ならずも戦場に散った…」なんて、志願兵や大東亜建設に夢を託した戦死者のご遺志をどう考えているのでしょうかね。  靖国神社は、あの付属施設の遊就館を見てもわかるとおり、大東亜戦争を自衛戦争であり、アジアの解放戦争だとする歴史認識を根…

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東京裁判における日本の弁明は、これである。

 ウェストファリア条約に盛られている戦争の概念は、中世の既成概念だった。戦争は国家主権同士の争いであって、外交の延長線上にあった。したがって、住民には無関係のできごとで、勝敗によって外交懸案が決着して、敗者がその経費を負担して終了するというものだった。ただし、この条約が想定する国際社会とはヨーロッパのキリスト教社会、すなわちローマ教皇が支配する空間を想定した国際条約だった。  国際社会は、それ…

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靖国神社の境内でいいじゃぁないか。

 「足の裏についたご飯粒」とでも言うのか、どうでもいいことなのだが、気になって仕方がないことがある。あの靖国参拝のとき、小泉首相が背広のポケットからとり出したお賽銭の金額のことだ。望遠のかかった映像からは音響がキャッチされていなかったが、どうもあれは“ズシリ”というより“チャリン”のようだった。硬貨だとすれば、最高額でも500円ということになるが、一国の宰相が500円だろうかね?  もうひとつ…

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アイデア募集。無宗教の追悼施設の無償建立法

 というわけで、キティホークの動態保存作戦は、あえなくボツとなりました。それでは 興味の対象を、靖国に転じて、舌鋒スルドクせまってみましょう。  いわゆる無宗教の追悼施設の建設についてです。宗教建築というのは、あれはむやみや たらとお金がかかるものでして、わたしの経験では、町内の地蔵堂をつくったことがあり ます。昔あった地蔵堂が、80年ほど前の火災で焼失してしまって、お地蔵さんはお寺の …

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Re.小泉首相の靖国参拝はやっぱり違憲でしょう

http://yama-ben.cocolog-nifty.com/ooinikataru/2005/10/post_78ca.htmlへのTBです。  同業者をかばう職業的感情を理解しないわけではないが、やはり国民感情としては、あの判決を書いた裁判官は個人的な政治主張の発表に、判決文を悪用したと思う。判断の過程で違憲を確信したのなら、傍論部分ではなく、判決に書き込んで、最高裁の判断をあおぐ道…

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日本の歴史政策・アメリカンタイプのグローバリズムへの挑戦

 米国のゼーリック米国務副長官は21日夜、ニューヨークで「中国はどこへ」と題して講演し、歴史認識問題が障害となって進展しない日中関係を打開するため、米国をふくめた3カ国の歴史学者による第2次世界大戦中の歴史共同研究をはじめるよう提案した。時宜を得た、よい提案だと思う。  靖国参拝を終えた小泉首相は、いままでのように臆することなく、正々堂々とこの提案を受けてたつことを推奨する。日韓ではじめた学者…

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国内にとりのこされた媚中派のあせり、

 胡錦濤体制を支える共産党幹部にとっては、いまや、靖国参拝は、えらい迷惑な話だと思う。役人の腐敗・軍人の暴走、おまけに天変地異に農民暴動・労働争議と、歴代王朝末期のような有様のなかで、内政の不満のサウンドバッグに利用したのが、反対に、利用される危険性のほうがおおきくなってしまった。打倒日本軍国主義をスローガンにされてしまったら、正面からこれを取り締まることはできない。その矛先が、つぎの瞬間に、胡…

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小泉首相の靖国参拝、偏狭な歴史認識があるかぎり、

 小泉首相の靖国参拝は人気取り、選挙対策であって、宗教的信念や英霊の慰霊ではない。代議士の盆踊りや秋祭りへの参加とおなじだ。もしも、真剣に国の尊厳を守るのなら、正々堂々と閣僚を引きつれて、政府と国民を代表して、正殿に昇殿し、その後、境内で記者会見をして、その信念を世界に向かって開陳するべきだと思う。『アヘン戦争以来の日本の近代史は、西欧の侵略主義との戦い、すなわち聖戦の歴史だった。自国の独立保全…

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A級戦犯の霊魂を、

 7月13日、朝日の朝刊で後藤田正春がまさしく、遺族がひきとれ、と言っている。文中、いくつか部分で、わたしは後藤田の意見に賛成できる。たとえば、小泉首相の参拝理由に関する疑問などは、わたしもまったく同感だ。個々の個別の意見では、後藤田の発言は正当なんだが、相互の関連では矛盾が散乱している。戦争責任に関して、開戦責任と敗戦の結果責任を混同したり、国際的責任と国内の責任を分別していない。  とりわ…

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A級戦犯・近衛文麿と東條英機

 東條英機は家族に対して、抗弁無用の過酷な遺言を残した。それでなくても風当たりの強い戦後社会のなかで、残された家族は無言を貫いた。いったい無言になんの意味があるのか、疑問にも思う。かれの人格や個性、政治的主張については、最近何年かのあいだに数冊の本が出版されて、わずかに知られる程度である。家族による弁明は、いまもない。  靖国問題がクローズアップされて、神社側は宗教的理由によって分祀は不可能だ…

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サイパン慰霊巡幸

 「天皇制」は左翼用語だという。それでは、正統な日本語ではなんと表現するのだろうか?「国体の精華」は「国体の聖火」とまぎらわしくて、どうも軍国主義の造語ではないかと思う。だとすれば、戦後左翼の造語とさしてかわらないようにも思える。  で、、ひごろ「天皇制打倒」を主張していた日本人が最近になって、皇室に同情的になってきて、女性天皇を提案したりしている。「天皇制打倒」なら、皇嗣の断絶は望むところで…

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議論の本質は歴史認識

「「靖国」に関連して、雑多な感想」について http://dainagon-end.at.webry.info/200506/article_3.htmlへのTBです。  あなたは多面に気を配りすぎて、本質を見失っている。これは、単純に歴史認識の話題ですよ。米軍による占領政策なかでも、それを引きついだ日本政府の戦後処理のなかでも、国家神道を、ほかの一般の宗教のカテゴリーに放り込んで、自分の主張…

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“不戦の誓い”をするところなのか?

http://oruto-mantaro.way-nifty.com/peace/2005/06/post_5882.htmlへのTBです。  「先の大戦での日本軍国主義の起こした戦争を正しかったなどと主張する考え方を、日本国民が理性的に克服することを出発点として、お互いに偏狭なナショナリズムのぶつかり合いをするのではなく、平和・友好的な地域国際関係をつくっていきたいものだ」おそらく、この部分…

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日韓首脳会談

「日韓首脳会談」について  今回の、韓国の反日感情の爆発は、中国のそれとはきっかけや原因が異質だと思う。もちろん、どちらも政治主導でひきおこされた陰謀は共通しているが、そして、国民の間に鬱積している不平へ満のはけ口に利用しているところも共通しているが、中国の目的が国連安保理入り阻止が直接の目的だったのに対して、韓国の目的は、大統領の人気回復だった。一年前には、歴史問題はくりかえさないと約束した…

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みにくいアヒルの子

「面倒な問題と面倒な人」について  まずは隣国と同調する必要が、どこにあるのでしょうか?8月15日に期日指定する必然性がないのとおなじように、隣国と歴史認識を同調させる必要もない。あなたのご意見は、説得力がないと思う。  みにくいアヒルの子が、隣国兄弟の挑罵を浴びて自分のアイデンティティーに疑問をもちはじめている。どうやら、自分はアヒルの子ではないらしい。自分はだれだ?日本の近代の歴史って、な…

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6月19日のサンプロ「靖国の歴史認識」

 五党幹事長を集めた番組で、靖国問題を話題にしていた。靖国神社と呼ぶ宗教法人が内包する歴史認識が話題になっていた。つまり、小泉首相をはじめとする与野党の参拝者は、戦争を賛美しているのではない。太平洋戦争は侵略戦だと認識しているのだが、犠牲者を慰霊に行くのだといっている。司会の田原総一郎が、5人の幹事長に、神社とおなじ歴史認識をもつ政党はありませんね、と念を押していた。もちろん、5人とも異議は出な…

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無宗教の追悼施設をつくるという。

 無宗教の追悼施設をつくるという。明日の日韓首脳会議で約束するようだ。宗派を超えた追悼の場所なら、葬祭会館で間にあうだろう。国費を投じて建設する必要はあるまい。民間にできることは民間に任せる小泉首相としては、郵便局にでもまかせてみればいいだろう。  この施設の建設が見送られている背景には、追悼の対象がはっきりしていないことがあげられている。戦死者にかぎらず、戦災者もふくめる。敵国の兵士や、市民…

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スポンサーとしての平和主義なら、

「スポンサーとしての平和主義なら、」について  冷戦が終結して、アメリカンタイプの民主主義のもとで統一された国際秩序が形成される夢は一瞬で消えた。おきている現実は、東欧の民族主義であり、イスラムの台頭であり、中国の停滞であり、暗黒大陸の混迷だ。人類は100年前に舞い戻ってしまったような感覚にとらわれる。あるいは、ひとり、日本人だけが冷戦時代の思考回路で現在を解釈しているようにも思える。  人類…

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スポンサーとしての平和主義なら、

「スポンサーとしての平和主義なら、」について  6月12日のサンデープロジェクトの話である。ご覧になった読者がおおいと思うので、話の前後の説明は省略する。戦争はA級戦犯と呼ぶ一握りの指導者によってひきおこされたのであり、国民は被害者だっという認識を否定すれば戦後の国際秩序の否定だろうと追及する高野猛に対して「そのとおりだ。その解釈はコミュニストによる間違った解釈だから否定する」と岡崎久彦が平然…

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「古賀誠日本遺族会長・靖国神社総代」について

「古賀誠日本遺族会長・靖国神社総代」について  報道では遺族会の幹部会としての総意だと言われたり、在京幹部の話し合いだったり、だれの発言だったのか、あやふやな印象はぬぐえませんでした。結局、個人の資格で話したというところに落ち着いたようですが、そういう落着をすることが、そもそも、遺族会内部の混乱を想像させるものでもあります。参拝するにも、会議の内容を報告するにも、公式か個人的かが問われる宗教らし…

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日本人の歴史観の原点について

http://ranosuke.cocolog-nifty.com/akira/2005/06/4_b61b.htmlへのTBです。  今回の結論は、ちょっとおかしいと思うよ。「死んだ兵士への責任」なら、勝った戦争にもあったわけだ。敗戦責任ではない。日清戦争や日露戦争でも、戦死者はいたのだから、誰かが責任はとらなければならない。  乃木大将の自刃賛美かなぁ?しかし、自裁と処刑は、やっぱりちが…

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JR福知山線と靖国問題

「バットマンと靖国問題」について  たとえて言うなら、JR福知山線事故の犠牲者の合同慰霊祭に運転手を合祀するか、しないかのほうが、相似形だろう。あえて聞かないのも、あえて答えないのも、良識の範疇だ。  ただ、靖国問題の話題に戻れば、たしかに首相が意地になっているとの印象は無理もないが、A級戦犯の罪ってなんだろうか?あの戦争は、本当に日本の侵略戦争だろうか?侵略された中国人には、侵略された責任は…

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6月5日の報道2001の菅直人

 6月5日の報道2001で靖国参拝問題のコーナーで出演した民主党の菅直人前代表は、地方局スタジオからの中継出演だったり、ほかの出演者が全員右傾化傾向にある発言者だったりして、日ごろの元気はなかった。ただ、いわゆるA級戦犯を戦争犯罪人と規定する主張だけはくずしておらず、その認識だけがほかの発言者と異色だということがよくわかった。で、その議論は、ほかでもたくさん議論されているので、ここでは言わない。…

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合祀問題

http://nobu-bookshelf.cocolog-nifty.com/random/2005/06/post_cb25.htmlへのTBです。  そうなんですよねえ。占領政策としてGHQは、靖国を国家管理から放逐した。つぶしてしまいたかったんだが、皇室とおなじで、国民感情がそれを許さなかったので、やむおえず、国家護持だけをとりはずした。  路頭に迷った靖国神社は、しかたなく一宗教法…

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ある神社論争

http://bulerondolaturk.cocolog-nifty.com/jazz/2005/06/injapan_dafc.htmlへのTBです。  まさしく優先順位の話題だが、東シナ海のガスの行く先や、自動車の売れ行きが優先するのか、プライドが優先するのかというのは、そのとおりのような気もするし、ちょっとちがうような気もする。すなわち、靖国にまつられている、いわゆるA級戦犯の問題は…

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戦後右翼と靖国参拝

 河野議長の呼びかけに応じて、首相経験者が、小泉参拝のけん制を表明した。靖国参拝は選挙運動だ。景気よくラッパをふいていれば、世論はついてくると考えていた自民党の現役連中には、冷や水だったかもしれない。さしあたり、安倍晋三なんかは、参拝継続を公言してしまっている。  それにしても、中曽根康弘までもが、国益とはかりにかけてとりやめよというのには、おどろいた。かれ自身の参拝とりやめも、中国の国内事情…

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アーリントン墓地と靖国神社

「「アーリントン墓地と靖国神社」について」について  もちろん北東アジアで戦争を始めようなどというつもりはありませんが、むしろ、地球規模の大戦争を再開しようという提案です。アヘン戦争にはじまった西欧の地球支配の戦争は、大東亜戦争の日本敗戦で終わったのではなく、あれは前半戦の折り返し点にすぎない。ハーフタイムのミーティングを要約してみれば、白人による植民地支配の流れは、日本の独立を保衛した日露戦争…

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