「テレビのワイドショー番組に支配されている日本の政治 ⑥」について
「それでは、この倒閣運動の運動体は、いったいだれだったのだろう?」の疑問を解き明かす手がかりは、これによってもたらされた、もっとも手痛い損失を明らかにすることだろう。数か月にわたって波状攻撃を受け、安倍政権が失ったもっとも大きな損失は、憲法改正のチャンスだった思う。国政を総攬すれば、そして事態が一段落したいまになって振り返れば、この認識は共有できるだろう。
安倍チルドレンのスキャンダルを芸能ネタと並べて報じる週刊誌とバラエティー番組の手法からはじまり、官僚のリークで新規参入を妨害する手法、関連する事実のなかから政権への誹謗・中傷だけをピックアップして報じる手法、報道機関のニュースソースの秘匿の義務と権利に悪乗りして、スキャンダルと事実の見境をなくした野党質問…すべてに共通するのは、この失敗した倒閣運動の運動体に共通するのは利権によって不当な利益を享受しているグループだな。
新聞業界、放送業界、週刊誌業界、私学業界、獣医師業界それと野党議員がつくっている利権構造の中心で、それを支配している中央官庁の高級官僚が企画・演出した既得権益防御を目的にした騒動らしいことはあきらかになってきた。利権グループがその既得権益を守る目的の共同作業で安倍政権の基盤の支持率破壊の共同作業だったことはあきらかになった。
日本人社会のなかには政治によってつくられ、守られている利権構造がある。あらゆる社会活動は利権と呼ぶ既得権益に守られて成立している。時代の変化に取り残された権益は存在意義を失い、有害な存在になっているのだが、一度生まれた既得権益はその存続自体が目的化して、有害な存在になっている。
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