普天間放置は保険の切れた車を運転しているようなものだ。

ただいま検討中政権」について
 いま、この瞬間にも継続している普天間の危険は議論の余地がない。いつ、事故がおきても不思議ではない状況が継続しているわけだ。普天間や沖縄住民にとっては、その危険の未然の回避こそが、移転の目的だった。米軍再編は便乗するチャンスにすぎなかった。
 いっぽうで辺野古への移設は…もちろん海外や県外にいってくれるのなら、そのほうがいいにきまっている。いますぐ、それが不可能だからこそ、現実的な妥協として選んだ普天間の危機を回避するための便法だった。
 空想や理想に舞い戻って、時間を空費している民主党政権の対応は、いわば、保険の切れた車を運転しているようなものだ。空費しているこの瞬間にも普天間市民は危険を負担しているし、いつそれが現実の被害になるかはわからない。事故がおきたときの危険性は鳩山首相や福島党首は念頭にはない。いまの無事が、明日もつづくとの空想のもとで、解決を越年させようとしている。いわば、保険の切れた車を運転しているようなものだ。

この記事へのコメント

  • 福島瑞穂の隠された意図

    福島瑞穂が普天間基地の県外移転、特に国外移転を主張しているのは決して沖縄県民や日本のためではない。
    福島瑞穂が決して語ることのない真の意図は、祖国・北朝鮮に対する軍事的な脅威を無くすことである。
    これは、福島瑞穂にとっては一歩も引けない重要問題である。
    2009年12月04日 08:51
  • 罵愚

     日米安保には、ひとつはこの日本の安全保障、ふたつめは国際平和の保障の、ふたつの目的があって、この目的を無視した普天間対応はありえないわけだ。これを無視した議論は、たしかに利敵行為だといわざるをえない。
    2009年12月05日 04:33
  • ウブドちゃん

    こんにちは。普天間基地の辺野古移転は自民党が理想と現実の中でやっと辿り着いた一つの着陸地点だった。簡単に他の移転が見つかるのならばとっくに実現している。沖縄以外の地域に移転する場合には2点ほどすぐに問題があると解る。1点目は台湾の独立保全が脅かされる。2点目は基地とその為の補助金に依存する沖縄経済が成り立たない。最初の問題は中台の平和条約もしくは統一が成立するまで解消しない。2点目は新たな産業を沖縄に育成しないと移転されては困るのである。特に沖縄返還以来、国の政策はそれについては何も貢献せず、補助金依存を強化し自立を停滞させただけだった。12/23付新聞に鳩山政権は来年5月までに移転先を決定するといっているが、辺野古以外に決定する望みはほとんどないのに決定を遅延するのは少しの利益ももたらさない。現政権ができる最も最善のことは、現行の計画を今年中に承認することだ。その際に、中台の問題が片付いたら米軍に沖縄(or日本)から出ていくように条件付けることである。だから承認は早ければ早いほど良いのである。
    2009年12月23日 10:38
  • 罵愚

     たとえば、相互に市場を開放する協定を条件に、アメリカが台湾を放棄するような、大胆な撤退は考えられませんか?民主党政権の外交は、どこか危うさを感じるんだが…
    2009年12月24日 05:25
  • ウブドちゃん

     こんばんは。米国という国は不思議なことに正義感から当事国でもないのに戦をする国である。そんな国が中国市場とひきかえに台湾を売ることはないと思うし、中国との対立があるから商機のある台湾という購買力のある国に対して武器輸出できる立場を捨て去るとは思えない。韓国・日本・台湾という中国を取り巻く飛び地に自由主義勢力がいる現在のパワーバランスを崩すことは米国は企画しないと考えられる。しかし、中国との関係を台湾問題によりいたずらに悪化させたいと思っていないことも厳然とした事実である。中台の問題は1国2制度を容認している中国であることを考えると台湾が統一を希望すればことの進展は速いのかもしれない。その時になって米軍と沖縄について考えるのではなしに今から中台対立がなくなれば米軍は沖縄から出ていくという道筋をつけるのが我が国政府がやるべきことと考える。まあでも、初心者マークの民主党がなんでもかんでもやれるはずがないでしょう。やる能力がないのに頑張ると余計に悪くなると思う。民主党は1つ2つの政策だけをこの政権では実現するのに全力を集中するれば良いと思う。今回の民主党政権には猫の手程も期待していない。外交は従来通りにやっとけばいい。
    2009年12月27日 00:52
  • 罵愚

     アメリカの干渉については自由な民主主義の押しつけと商圏の確保のふたつの解釈があって、それをミックスして批判的に語られるのが通例だと思う。そして対抗する勢力は、昔は東側とか共産主義と呼ばれ、いまではイスラム原理主義とか中国と呼ばれる人たちなんだが、そちらに対する評価を忘れた議論が横行するのも、いまも昔も変わらない現象だ。
     いまの日本は、国内問題だけでも手に余る情勢で、グローバルな視野をもって国際問題を語れる政治状況にはない。危機的な状況だと思う。
    2009年12月28日 04:38

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