特異な日本でなにが悪い、

世襲でなにが悪い、」について
 日大教授の岩井奉信が「諸外国と比べて世襲議員が多い特異な日本」という。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/256794/
諸外国と比べて特異なことは、なにも世襲議員3割にかぎらない。この国には諸外国と比べて特異なことはごまんとある。だいたい、読み書きに日本語使っている国なんて、しかもこれはわずかに3割なんて低率ではなく、ほぼ100%の高率で使用している国なんて、地球上、どこにもありはしない。だからといって、外国語を真似しようなんて議論にはならない。
 世襲議員が不公正だというのなら、世襲以上の不公正もごまんとある。圧倒的にすくない女性議員、性差をはじめ、東大法科卒が圧倒的に過大の学歴差別、官僚と労組出身者がおおい職歴差別は、世襲以上の大問題で、しかも世襲排除とおなじように強制や自制をするのなら世襲より簡単に是正できる。世襲だけを優先する理由は、どこにも見当たらないのだ。
 実感として、失われた10年以来のこの国の政治と経済は、漠然とした巨大な閉塞感のなかで出口を模索している。世襲問題のごとき、些細なことがらが争点になるような時期ではない。もっと、おおきな、国家の理念とか歴史認識とか憲法問題を、真正面から議論する時期だと思う。政治家たちが目のまえに立ちはだかる重要な問題から目をそらして、ダチョウが砂にアタマを突っ込んだような議論をはじめるときには、気をつけなければいけない。

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世襲でなにが悪い
Excerpt: 「特異な日本でなにが悪い、」について  いまの選挙制度には、世襲なんかよりもおおきな課題がたくさんある。性差、学歴格差、職歴格差をあげてきたが、ほかにも、一票の格差が2.0をこえる問題もある。なにより..
Weblog: 罵愚と話そう「日本からの発言」
Tracked: 2009-05-23 06:05