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zoom RSS 石原慎太郎の田中角栄再評価

<<   作成日時 : 2016/05/06 04:36   >>

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 田中角栄にはふたつの大罪がある。ひとつは、政治を金で動かした金権政治の罪だな。金権政治の潮流には金丸信、小沢一郎と、その他多くの有象無象が群がって…それは自民党にかぎらず野党にも広がっていまに至っている。石原慎太郎は民族資本による油田開発など、アメリカ資本からの離脱を評価しているが、それがつぶされてしまったのもロッキード事件にみられるように、みずから招いた金権汚職の政治体質がアキレス腱となって自滅したものだった。
 ふたつめは対中外交の失敗だな。アメリカはヴェトナムで泥沼におちいり、天安門をカノッサの城門に見立てた屈辱外交を展開するのだが、このときキッシンジャーの背信に平常心を失った田中はアメリカに先駆けて台湾を捨てて共産支那にとり入るという大失敗をやらかした。当時、支那の後背にはまだ旧ソ連が健在で、支那は国境紛争をかかえていたのだから、いわば米中ソの三角関係は相対的に日本に漁夫の利を約束していた。したがって、黙ってながめながら台湾、韓国、東南アジア各国への経済協力に汗を流していれば、日本外交は戦前回帰を果たせたのに、そのせっかくのチャンスを逃して、アメポチ、支那犬の背面外交に苦しむのは田中角栄の失政が原因だな。
 こうして田中角栄がふたつのとり返しのつかない大失政をおかした原因は、かれの年代に特有の日本人の歴史認識、歴史観、国家観…自虐史観だな。戦前の日本外交の栄光を忘れて、ナチスとならぶ犯罪国家としかみられない幼稚な先入観が、戦後日本人の大多数の脳細胞をおかしていて、田中角栄も平凡なその一人だったのだ。
 それに気づかずにかれを持ちあげる石原慎太郎もまた、その一人と言っていい。

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