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zoom RSS 【異形の家族】高度成長期の家族経営は企業内部の家族経営で、家庭のなかは引き裂かれていた。

<<   作成日時 : 2015/05/31 06:02   >>

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【異形の家族】この家族を組織の理想とする価値観が、いまでは音をたてて崩れてしまった」について

 最初の変化…疑似家族のフィクションがくずれたのは、産業構造の変化だと思う。企業内部の経営組織は疑似家族を保っていて、経営者を父親とするヒエラルキー、組織ピラミッド…家族経営の理念は残っていたんだが、その疑似家族のメンバーから従業員家族が排除されていた。企業が要求するのは従業員個人の労働力や忠誠心であって、かれが扶養する家族が視野の外にはじき飛ばされた。経済競争の激化が、その余裕を奪ったのかもしれない。
 従業員は個人として企業に従属し、かれが既婚か、独身かなどの個人的な事情は企業の関心からとりのぞかれた。従業員の生活事情を斟酌する余裕が企業側になくなって、その給与でかれの生活が成り立つのか、どうかをおもんばかってはくれなくなった。
 かれの個人的な家庭の事情は考慮の外に置かれて、単身赴任を強制された。夫婦や親子が仕事の事情で別居して、週末にしか会えないなんて状況をつくっておいて、家族経営の理念を経営者たちが語っていた。むしろ、それを救済してくれたのは組合であり、福祉政策だった。活動家とお役人が家族制度のなかに割り込んできた。
 高度成長期の家族経営は企業内部の家族経営で、家庭のなかは引き裂かれていた。

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【異形の家族】近代産業は経営体のなかには疑似家族をとりいれながら、従業員の家庭には…
「【異形の家族】高度成長期の家族経営は企業内部の家族経営で、家庭のなかは引き裂かれていた。」について  コメ作り農業と呼ぶ労働集約農業が家族を労働力にし、田畑を家族の共有財産にし、運命共同体にし、日本人の民族性をかたちづくり、民族文化を形成した。稲作農業が産業の中心的位置から陥落し、近代産業国家に移行する過程で、疑似家族システムの政治や経営が考えられたのだが、市民生活のなかでの家族制度は崩壊した。農村から、はじめは出稼ぎや集団就職で都会に出た勤労者は、そこに定着し、親子二世代の家庭をつ... ...続きを見る
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