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zoom RSS 日本人だけが、かつて大海を見た経験があるのだが、その記憶を失っているのだ。

<<   作成日時 : 2015/03/16 04:53   >>

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神武の論理は戦後忘れ去られている。」について

 思えば王朝交代がなかったことが、日本を日本たらしめている唯一無二の特徴だという考え方は、なかば常識化していて、人びとはそこからさきを考えてみなかった。それが日本の特徴だとは知っていても、その特徴がどういう影響や結果を生みだしたものかを議論してこなかった。どういう倫理構造をもっていて、国際社会の常識とどこがちがっているのかは考えなかった。その議論が近世の国学者のなかにあった歴的事実さえも記憶から消えていた。
 たとえば国防・安全保障・世界平和を考えるとき、戦後70年の短いスパンでしか考えない。近代国際法のなかでしか考えないから、いわば井の中の蛙で、大海を知らない。というか、国際社会そのものが近代国際法のワクのなかで泳ぎ回っていて、人類全体が井の中を泳ぎまわっている。
 日本人だけが、かつて大海を見た経験があるのだが、その記憶を失っているのだ。もちろん、神武の理念は王朝交代や革命を経験してしまった、いわばすれっからしのヨーロッパ人や支那人には、いまさらとり戻すこともできないものだから、人類の共有物にはなりえないのだが、日本人が思い出せば、それを理解して、あたらしい観点が生まれるかもしれない。

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ハンチントンは文明の衝突を予想したが、回避策や解決策を示せなかった。
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