罵愚と話そう「日本からの発言」

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<<   作成日時 : 2012/01/04 06:18   >>

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大阪維新からはじまって…」について

 チャンネル桜と西部邁ゼミナールのページをときどき見る。どちらも自称保守なんだが、はたしてこの人たちを保守論客と呼んでいいものか戸惑うことがある。どちらにも共通しているんだが、批判する、あるいは反論する相手を招いての直接対話は、ほとんど見られない。同席しての議論なら、双方の主張がかみ合うのだろうが、批判相手の主張をかいつまんだ説明をしての批判だから、誤解があったり、その誤解を前提にした批判がくりかえし展開される。
 たとえば大阪維新の会への批判では都構想の呼称について「都」とは首都のことで皇居のない大阪にはその資格がないというが、おなじクレームを石原都知事は直接、橋下大阪市長にぶつけている。橋下の弁明は東京都の特別区の行政システムを短時間の街頭演説で説明するのはむつかしいし、何割の人が理解してくれるのかもはなはだ心もとない。訴えたいことは基本自治体の役わりと必要性なのだから「都」で理解してもらうしかない。呼称に力点を置いているものではない、基本自治体を大阪にもつくる必要性だというものだった。
 これを直接対話した石原都知事は数十秒で了解したのにチャンネル桜と西部邁は延々とそこにとどまった批判をくりかえしている。
 ふたつめは、これも大阪維新の会批判のなかに出てくるのだが、橋下市長は大阪都構想実現には法律を変えなければならないものや政府の協力なしには実現できないものがたくさんある。党派を超えた中央の協力をお願いするのだが、それがかなえられない場合には自前の国会議員や政党の擁立もありうると言っている。しかし、そこでも外交や貿易政策など、中央政府の役わりには踏み込まない注意はしているのだが、それを誤解した批判が目立つ。橋下批判にかぎらず、チャンネル桜と西部邁はよく地方問題と国内と国際社会を混濁させた議論をする。
 グローバリズムと新自由主義を混濁させた議論などがその典型例で、新自由主義はいうまでもなくグローバリズムの潮流に刺激された政策論なんだが、たとえ新自由主義をとらない国でも、グローバリズムの流れとは無関係ではいられないし、とりわけ日本の産業構造はそれを許すはずもない。国際経済は国際経済、経済政策は経済政策、地方の問題は地方の問題、それぞれは有機的に関連しながら独自の課題なのだから、それぞれを合理的に、矛盾しないように、しかも上昇志向の政策が、それぞれのポジションで検討されて実行されるべきで、つまり国家レベルでは国家同士で、地方レベルでは地方同士で相互に利益の共有がはかられるべきところを、いつまでも時代錯誤のゼロサムの論理でアメリカか中国か、のような眠たい議論をしている。新自由主義を批判しながら、それに代わる提案は出てこないし、たまに出てきても矛盾している。
 グローバリズムを恐れての鎖国政策だとか、享保の改革や天保の改革でこの閉塞状況から逃れようとか、およそ時代錯誤の先祖がえりが保守主義だと誤解している。この自閉症を患った保守主義者の台頭も、これも幕末の“ええじゃないか”の再現だろうか?

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自閉症を患った保守主義
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明けましておめでとうございます。

トラックバック有難うございました。
哲舟
2012/01/04 08:22

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