罵愚と話そう「日本からの発言」

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<<   作成日時 : 2009/06/15 11:39   >>

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もとをただせば「かんぽの宿」は、」について
 郵便事業そのものが、すでに時代遅れの業種であって、どうやってユニバーサルサービスの幕引きをするのかは知恵の出しどころだ。赤字体質の公共事業をできるだけ静かに市場から退去させるのだが、ふたつの特殊な日本独特の事情が、それにからんでいた。
 ひとつは過疎地の郵便配達だ。家族の音信、行政からの通知、DMなど、過疎地の独居老人の状況は、ごく少数にすぎないが、郵政権益温存勢力にとって、有力なアナウンス効果を発揮する武器だった。過疎の寒村で…それは童話や童謡で刷り込まれた都会人たちのふるさとの原風景と重なって、おばぁさんが息子からの便りが届かないと悩んでいる。その映像のアナウンス効果は絶大だ。
 もともと日本の郵便事業は、はじめから事業としての採算性に疑問がもたれていた。国がゆたかなら、直営にしたいのだが、貧乏国にはそれができないから地方の有力者に頼った。庄屋や地主のボランティア活動のようなものだ。まったく無償というわけにもいかないから、釣り針につけるえさのようにして、郵便貯金と簡易保険のふたつの事業を法的保護のもとで郵政に合体させて三本柱でくくって全国展開していた。いまになっては問題の不採算部門は郵便事業だけで、金融と保険部門は民間と競合して生きてゆける。そこに法的保護をもうければ、これはもう立派に利権だ。
 郵政利権と呼ぶが、じつは郵便とは無関係の保険と金融の特殊権益をねらうグループが暗躍する素地があるわけだ。

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