罵愚と話そう「日本からの発言」

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help RSS 大東亜戦争の結末・平和大国日本のふたつめの敗戦

<<   作成日時 : 2008/07/30 14:34   >>

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真日本主義・衣食足りても礼節を思い出せない。」について
 日本占領軍司令官のマッカーサーは、ふるいタイプの軍人だから、上陸時点でのかれの考えていた占領政策の基本はリメンバー・パールハーバー≠セったと思う。東京裁判だって、19世紀以前の国際法にのっとって奇襲作戦をくわだてた責任者と実行した責任者を処刑すれば、それ以上の政治的思惑なんてなかった。本国からの指令と幕僚たち…たとえば民政部のホイットニーの影響をうけて、しだいに政治的になり、歴史的実験に手を染めていった。
 ワシントンでは大西洋の向こう側のヨーロッパのイメージ画像がメインで、太平洋の向こう側のアジアの状況はサブモニターでしかながめていなかったが、それでも日本の基本的占領政策は、ドイツのそれとおなじ「二度とふたたびアメリカに刃向かうことのできない国にしてしまうこと」だった。結果的にこの政策は、ドイツより日本で成功した。成功はしたが、それがアメリカの外交と国益にとって、有効だったかどうかは、また別の観点からの評価が必要だ。それについては、すでにあちこちで議論しつくされているのでくりかえさないが、現在の日本の状況は、政治的にも外交的にも社会的にも経済的にも、マッカーサーの歴史実験の実験結果だというのは事実だと思う。かれのお望みどおり、日本は二度とふたたび、アメリカに刃向かわない経済大国に成長した。
 親に従順な子供が、やがて年老いた両親の負担になるように、平和大国日本は社会を騒がす厄介者として、アメリカのお荷物になるのではあるまいか?というのがこの話題の前景です。

 冷戦終結からまぬがれて生き残った北京の共産党政権をみながら、いずれ中国が台頭して、台湾をめぐって米中の対立する時代がくるという予想は、はやくからあった。全体主義は、どこかでこけるのではないかとか、孤立するのではないかの予想を裏切って、共産中国は躍進を続けている。イラクのヴェトナム化は、この流れを加速させて、2020年代とみられていたこの地域でのミリタリーバランスの逆転は、10年ほど早まって、おそらく次の歴史の分岐点は2010年、上海万博のあとにやってくる。
 重要なポイントは、オリンピックと上海万博に成功しようと失敗しようと、2010年あたりで米中の軍事バランスがアジアでは拮抗して、あせったどちらかが決着を急ぐシナリオだ。もちろん平和大国日本が、いまのままの状態でこれを迎えれば、定員二人のボートで嵐の海に漂流するような状況になるだろう。何人もの果敢な日本人が、果敢で積極的な意見を発表している。おしなべて共通しているのは、定員二人のボートから台風を突っ切るだけのおおきな船に乗りかえようという意見だ。それが軍艦だったり、クルーズ船だったり、タンカーだったり、船種にちがいはあるものの、おおきな船に乗りかえれば安心だという結論は一致しているようにみえる。さすがに、アメリカ船に搭乗していれば安心だという意見は絶滅したようだ。

 話題が前後するが、わたしはここでアメリカが勝つだろうとか、支那が沈没するだろうなんて、予想屋を開業しようとは思わない。あるいは歴史の法則を捏造して、それを根拠にアメリカが正しいとか、全体主義は沈没するなんて論語読みの論語知らずを実演しようとも思わない。
 論点は、あくまでも日本が健康体で長生きする延命策なんだが、その論拠としての認識の開示や予想なら、喜んで読ませていただく。そして、たたき台としての中間的結論なんだが、いまのままで米中の狭間で生き延びようとすれば、この国は米中双方からおいしいいけにえとして、あたかも第二次大戦のポーランドのように、分割されて、安全地帯にされてしまうのではないのだろうか?
 おそらくそれは平和大国日本のふたつめの敗戦になると、予想する。

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