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<<   作成日時 : 2008/05/28 11:33   >>

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蟹工船現象」について
 景気変動による恐慌の発生や、格差の非可逆的な増大や、社会的弱者の放置や、投機の蔓延が自由主義経済の欠陥だとしたら、人智をつくしてそれを補正すればいい。崇高な倫理観をもった為政者が、合理的に資源と成果を配分すれば、理想的な経済社会が実現するはずだ。
 20世紀の人類は、その人的、経済的、地理的…あらゆる資源の1/3を提供して、それを実験して失敗した。結論は出ている。実験は失敗したのだ。支那人は、失敗した実験の後始末に、また失敗して、苦しんでいる。にもかかわらず、おなじ蟹工船に乗船して出港しようとする日本人が、またあらわれている。小説でも、ストライキは失敗したのではなかったかなぁ?
 もちろん科学は進歩している。かつて人智をつくしても解答が出てこなかったものが、経済学と電子工学のコンタクトをとおして、答えが得られる時代が来ているのかもしれない。そういう時代になっても、それを悪用する人間はいるもので、金融工学の乱用は、そういうことだと思う。サブプライムローンや原油価格の高騰は、そういうことだと思う。かれらにノーベル賞を与えた現代の知性って、なんだろうの疑問は否定しきれない。
 つまり、わたしたちは社会主義の失敗と金融工学のふたつの失敗を経験しているのだ。社会主義がさきで、金融工学があとだった。さきの失敗を忘れて、また蟹工船に乗船するオッチョコチョイには笑って、別れのテープを投げてあげよう。「二度と帰ってくるなよっ!!」
 そして、しかしながら、わたしたちはその統制経済や計画経済の成功体験も忘れてはいないのだ。殖産興業や、満州建国や、戦後復興をマネージメントした官僚群の優秀さを、忘れてはいない。おなじ官僚たちが、田中角栄に代表されるような族議員たちにひきいられると、はじめは派閥につくしていた忠誠心が、私利私欲を満たす売国奴集団に変質してしまっていまの現実のなかにいる。マスコミと政治家たちは、官僚に罪をかぶせているが、官僚と政治家は、おなじ穴のむじなだ。どっちが主犯で、どっちが共犯かの議論に意味はない。ただ、田中角栄という個人でも、このシステムを構築できたという歴史的事実には着目する必要がある。
 理念や理想をもった政治家が、官僚集団を使いこなせば、政治的、経済的なプランを、かなりの具体性を持たせて提示できる。シュミレーションの技術の発達が、そのプランを格段に現実味を帯びたものに精度をアップさせている。金融工学は悪用すれば石油や穀物の高騰につながり、正当に使いこなせば経済の発展に資する。ながい自民党政権のもとで、自民党だけが官僚の支配権を持ったままで腐敗して立ち枯れているために、国民は気づいていないが…そして民主党だって、党内の統制はとれていないから、自民党とおなじようなものなんだが、社民党や共産党に、その政治理念の共感する優秀な官僚を100人ほど派遣すれば、半年ほどで、詳細なプランを提示して選挙戦にのぞめるだろう。
 本当に、国民が望んでいる蟹工船は、こっちのほうだと思うけどなぁ。

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