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zoom RSS 真日本主義・人種的偏見

<<   作成日時 : 2008/05/28 05:28   >>

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真日本主義・マリア・ルーズ号事件」について
 マリア・ルーズ号事件は人身売買・奴隷貿易の問題だった。植民地支配や人種差別の話題ではなかった。人身売買と植民地支配と人種差別のみっつの問題は、それぞれが独立した別個の話題なんだが、国際社会でも欧米でもAA諸国でも日本でも、どこでもこのみっつの話題は混濁させて議論されることが多い。実際、起きている事象が、同時にふたつ、あるいはみっつの問題をふくんでいて、相互に強い影響と関連をもっていたから、切り離せないケースが多いのも事実だ。
 みっつの問題のうち、植民地経営や奴隷貿易、人身売買はそれにともなうマイナス面も多く、トータルで勘案すればけっして有利なビジネスにはならない。西欧はその事実に、わりと早くから気づいていて、それらを規制する動きもあった。イギリスが植民地に独立を勧める政策や、奴隷貿易を違法化したのは、思いのほか早かった。思うに、奴隷制度も植民地支配も、西欧にとっては、ローマ以来の伝統である。ヨーロッパ文明とは、ローマの植民地から出発した文明だ。ルーマニアとか、ケルンの地名がそれをあらわしている。アメリカやカナダやオーストラリアは、さらにその西欧の植民地からスタートしている。海外領だけではなく、東ヨーロッパはながく植民地同様の支配をうけていて、第一次大戦の原因にもなっている。これについては、いつか話題にしたいと思う。ローマから受けついだ…支配者側の立場ではなくて、支配された側の立場も経験したから、その制度廃止を素直に受け入れることができた。
 したがって、前回ののマリア・ルーズ号事件も、日本の主張が通った解決が得られたわけだが、当時すでに否定的にとらえられていた奴隷制度や植民地支配に比べて、人種差別が最後までうけいられなかったのは、これだけはローマの影響ではなく、キリスト教の異教徒迫害の教義の影響がおおきいと思う。たとえば、アメリカの軍隊内の人種差別は、最前線に立つ歩兵の役目をマイノリティの黒人がになうようになっても、ほとんど手がつけられることもなく、それを禁止する大統領命令が出されたのは、朝鮮戦争の最中だった。日本軍隊の朝鮮人の処遇と比較してみると、その実態が現代人のイメージとだいぶちがっていることがわかる。歴史的実態が、この部分では隠蔽されているのだ。
 あるいは、1664年にメリーランド州で白人と黒人との間の婚姻を禁じる法律が施行され、つづいて、アメリカの大部分の州で同様の法律つくられたのだが、最高裁判所でそれを憲法違反とする判決がでたのは、じつに1967年のことである。300年間、有効だったことになる。戦後教育のなかで、日本の歴史のすべてを否定的にとらえて教え込まれてきた結果、国際社会の現実と日本国内の歴史認識のとんでもない落差が生まれてしまった実例である。
 結果的にヨーロッパ人は、植民地支配と奴隷貿易に関しては、みずからのまちがいに気づいた。そして…そこがまた、キリスト教徒らしいおせっかいなことなんだが、ヨーロッパ以外の地域にも、その撤廃を強要してきた。しかしながら、人種差別だけは、20世紀にはいっても、なかなか解決のきざしをみせなかった。

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