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help RSS 真日本主義・文明と文化(続)

<<   作成日時 : 2008/05/03 04:16   >>

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真日本主義・文明と文化」について
 殺人や強盗は犯罪である。犯罪を容認する社会はない。地球上、どこの社会でも、文明がちがって、文化がちがっても、犯罪を容認する社会はない。あるいは、忠節、孝行、誠実のような徳目をならべてみても、人類全体の共感が得られるのかもしれない。人類は、基本的な倫理は共有している。これは、人類がつくる共同社会を考えるうえで重要な事実だと思う。
 さらにそのうえに、ちょっとだけ、社会の支配構造とか習俗とか宗教を加味すると、それはグローバルスタンダードと呼んでいいと思うのだが、隣の社会とは境界が生まれる。境界線はあるのだが、論理的な拒否反応が出てくることはない。文明がもっているグローバルスタンダードとは、すでにそれを保有している社会はもちろん、あらたにそれに併呑されようとしている社会にとっても、それを拒否する論理的な理由はない。風俗習慣とか、社会感情が拒否することはあっても、論理的な理由はないのだ。文明と文明、あるいは文明と文化とのあいだに起きる相克は、感情的なものであって、論理的なものではない。
 ある文明が保有するグローバルスタンダードは、人類共通の倫理のうえに構築されて、これもまた人類共通のものだから、論理的な拒否はされないのだが、感情的な拒否には出会う。自分の文明を押しつけるほうにとっては、絶対的な真理に裏打ちされた価値観だから、拒否する相手を見くだして強制する。帝国主義的侵略と呼んでいい。中間的結論として、文明は、つねに侵略性を帯同している。文明とは帝国主義的侵略戦争の活動拠点だ。
それに対して、文化はそれに抵抗する民族主義的自衛戦争の司令部だといえる。
 日本文化が対峙したふたつの文明…中華文明にしても、西欧の近代文明にしても、それを組み立てている論理は人類不変の真理であって、日本文化がそれに同化するのに困難をともなうものではなかった。ただひとつだけ、日本文化の中核をなす皇室の伝統だけが、その論理と矛盾した。天命をうけた支那の皇帝と天孫が降臨して土着した 天皇とは、両立の道はなかった。一神教のキリスト教の教義と皇室の伝統も共生の道はなかった。そこのところの折り合いは、日本の国内事情であって、文明の側の論理は微動だにしたものではなかった。
 文明は、つねに侵略的であり、日本の併呑をくわだてた。日本はその論理を受容しつつ、文明を成立させている根源の部分を皇室に置きかえて…語弊を恐れずに表現すれば、ごまかしてきたのだと思う。中華文明に対しては、二人目の天帝があってもいいじゃぁないか。二人目の天帝がいれば、二人目の皇帝が生まれるのは当然だろう。「つつがなきや」と親書を送ったのだ。ごまかしつつ、結果的には、これは成功したのだと思う。
 西欧の近代に対しては、ゼウスが作った天地の横にいざなぎ≠ェつくったあめつち≠ェあってもいいじゃぁないか。ゼウスがキリストを降下したように、天孫は降臨して皇室をつくった。西欧の近代の横に、日本の近代があってもいいじゃぁないかと、日本の近代化は成功したかにみえた。しかし、ここで日本の近代は、根本的な欠陥を露呈する。
 西欧の近代は文明だ。根底にあるキリスト教は、人類共通の倫理観や価値観を提供して、近隣を侵略する。それに対して、日本の近代は文化だった。根底にある皇室の伝統は、せいぜい土着信仰で、到底、近隣侵略の論理にはなりえない。文化は、防御的で、侵略性をもち得ないのだ。その日本が、西欧の近代文明を模倣して、朝鮮や台湾を植民地支配したのが、破綻の原因となった。朝鮮人や台湾人に対して、日本神話をもちだして、統治の正統性を説明できるはずがない。はじめから論理が破綻している。もちろん、現実は、日本が占領しなければ欧米が横取りして、そこがまた日本侵略の拠点になる現実がある。その原因と責任を、だれに負わせるのかの議論はある。

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真日本主義・統治権の正統性
「真日本主義・文明と文化(続)」について  中華文明の根底には天帝思想があり、ヨーロッパ文明の根底にはキリスト教がある。もちろん、ギリシャ・ローマの伝統もある。かれらは、それをグローバルスタンダードとして押しつけてくる。その意味で、文明とは、帝国主義的侵略だ。  その価値観に抵抗して、オリジナルな価値観を主張するのが文化であり、民族主義だ。双方の相克が歴史をつくってきたわけだが、日本だけは、じょうずにそれをごまかして、侵略してくる文明の論理を逆手にとって、文明と相性のいい文化を保持して... ...続きを見る
罵愚と話そう「日本からの発言」
2008/05/05 06:02
真日本主義・近代との遭遇
「真日本主義・文明と文化(続)」について  文明とは、近隣にその価値観を押しつけて帝国を形成する原動力、帝国主義的侵略のことである。もうちょっとスマートに表現すれば、グローバルスタンダードの強制だ。中華文明が提唱するグローバルスタンダードの片隅で、もうひとつの別天地を楽しんでいた日本に、あたらしい文明が衝撃を与えたのがアヘン戦争だった。  あれはまったくの侵略戦争だった。西欧の近代の価値観で判断しても、弁解の余地のない侵略戦争だった。西欧の近代文明のもつ価値観から判断しても違法な侵略戦争... ...続きを見る
罵愚と話そう「日本からの発言」
2008/05/08 08:55

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